低身長・思春期早発
低身長・思春期早発
成長や思春期の問題は、単なる「身長の差」ではなく、
お子さんの心と身体の未来につながる大切なテーマです。
早期に正確な評価を行うことで、
必要な対応を適切なタイミングで選択することができます。
当院では、成長曲線・骨年齢・ホルモン検査を総合的に判断し、必要に応じて成長ホルモン負荷試験や治療まで対応しています。
もりたこどもクリニックは、「身長と内分泌を診られる小児科」として、
地域で完結できる専門性を大切にしています。
お子さんのこれからの成長を、ご家族とともに丁寧に見守っていきます。
どうぞ安心してご相談ください。
お子さんの身長について、
このようなご相談は少なくありません。
低身長は珍しいことではありませんが、中には治療につながる原因が隠れていることもあります。
医学的には、同年齢・同性の平均身長から−2SD以下の場合を低身長といいます。
ただし実際の診療では、
「今どの位置にいるか」よりも「どのように伸びているか」を重視します。
年間の伸びが少ない、成長曲線が下向きになっている場合は注意が必要です。
いいえ。多くは体質によるものです。
などでは、治療が不要なこともあります。
一方で、ホルモン異常や慢性疾患が原因のこともあるため、必要に応じて検査を行います。
主な原因には以下があります。
また、強い心理的ストレスや生活環境の影響が長期間続くと、
成長ホルモン分泌が抑制されることもあります。
子どもの身体は心の状態とも深くつながっています。
当院では、必要に応じて心理面も含めた評価を行います。
目安として、学童期で年間4cm未満の場合は一度ご相談ください。
また、
といった場合も受診をおすすめします。
いいえ。すべてのお子さんに必要なわけではありません。
まずは問診や血液検査、骨年齢評価などを行い、
医学的に必要と判断した場合に成長ホルモン負荷試験を行います。
成長ホルモン分泌不全症と診断された場合、
自己注射による治療を行います。
適応基準を満たせば保険適用となります。
早期に診断することで、より良い治療効果が期待できます。
もちろん可能です。
低身長の診療は、
「すぐに治療を始めるかどうかを決める場」ではなく、
成長を一緒に確認する場です。
様子を見てよいのか、追加検査が必要なのかなど丁寧にご説明します。
思春期は通常、女の子では8歳頃、男の子では9歳頃から始まります。
これよりも早い時期に体の変化が始まる状態を 思春期早発症 といいます。
思春期が早く始まると、最初は身長が急に伸びることがあります。
しかし骨の成熟も早く進むため、成長が早く止まり、最終的な身長が低くなる可能性があります。
また、周囲のお子さんよりも体の変化が早く進むことで、学校生活や心理面で悩みにつながることもあります。「思春期が少し早いかもしれない」と感じたときには、一度成長の状態を確認することが大切です。
思春期早発症の多くは、脳の中の「思春期のスイッチ」が通常より早く入ることで起こる 中枢性思春期早発症 です。 女の子では、原因となる病気が見つからないことが多いとされています。 一方、男の子では原因となる病気が見つかることが女の子よりやや多いことが知られています。
当院では、思春期の進み具合と成長のバランスを確認することを大切にしています。 主に次のような評価を行います。
これらを総合して
を判断します。
男の子で思春期が早く始まった場合には、原因を詳しく確認するために追加の検査を行うことがあります。
例えば次のような検査です。
MRI検査は脳の状態を確認するための検査で、必要な場合には専門医療機関で行います。
思春期早発症では、思春期の進行が早すぎると 骨の成熟が早く進み、最終身長が低くなる可能性があります。
また、体の変化が周囲のお子さんより早く進むことで、学校生活や心理面での負担につながることもあります。
そのため、思春期の進行が明らかに早く、将来の身長や生活への影響が心配される場合には、思春期の進行を一時的に抑える治療を行うことがあります。
思春期早発症の治療では、思春期の進行を一時的に抑える ホルモン治療(GnRHアゴニスト療法)を行うことがあります。
この治療により
ことが期待できます。
治療は通常、定期的な注射で行います。
思春期の変化が少し早く見えても、必ずしも思春期早発症とは限りません。
実際の外来では、経過観察のみでよいケースも多くみられます。
例えば
などがあります。
このような場合には、定期的に成長や思春期の進み方を確認しながら経過をみていきます。
