予防接種
予防接種

予防接種は、お子さんの未来を守るための大切な医療です。感染症にかかる前に免疫をつけることで、重症化を防ぎ、大切な命と健やかな毎日を守ります。
小さなお子さんほど感染症に弱く、重くなりやすいことがあります。そのため、適切な時期に計画的に接種することがとても重要です。
「本当に打って大丈夫かな」
「同時接種は不安で…」
そんなお気持ちも、どうぞ遠慮なくお話しください。
複数のワクチンを同時に接種することは、国内外で安全性が確認されています。通院回数を減らし、早期に必要な免疫をつけることができます。
お子さんの体調やご家庭の状況を考慮しながら、無理のないスケジュールをご提案します。
接種後に発熱や腫れがみられることがありますが、発熱は日をまたぐ事は一般的にはなく、自然に改善します。
まれに強いアレルギー反応が起こることもありますが、万が一の場合にも迅速に対応できる体制を整えています。
事前にご自宅で記入してお持ちください。来院前に体温を測ってください。
発熱や体調不良でキャンセルされる方は、必ずWEB予約サイトもしくはお電話でキャンセルを早めにお伝えください。
三種混合ワクチンは(ジフテリア、破傷風、百日咳)を予防するワクチンです。
五種混合ワクチンには百日咳が含まれていますが、接種してから数年で免疫の効果が弱まります。
その為、年長〜小学校低学年で流行し、まだワクチンを打ちきっていない赤ちゃんにうつしてしまうこともあります。就学前の三種混合追加接種は任意接種になりますが、日本小児科学会でも推奨されており、百日咳の予防にとても大切な接種です。
MRワクチン2期との同時接種も可能ですので、前向きにご検討ください。
2026年4月より、妊婦さんへのRSウイルスワクチン(アブリスボ)が定期接種となります。
このワクチンは、妊娠中にお母さんが接種することで抗体を胎児へ移行させ、生まれてきた赤ちゃんがRSウイルスに感染した際の重症化を防ぐことを目的としています。
RSウイルスは、乳児では細気管支炎や肺炎を起こし、入院が必要になることもある感染症です。特に上のお子さんがいるご家庭では、きょうだいから新生児へ感染するケースも少なくありません。
当院では、きょうだいが通院されているお母さんにも小児科で対応できる体制を整えていきます。ご家族全体を守る視点で、予防の選択肢をご提案します。
子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんで、主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。
HPVは非常にありふれたウイルスで、多くの方が一生のうちに一度は感染するといわれています。
持続感染すると、数年〜十数年かけてがんへ進行することがあります。
日本では毎年、約1万人が発症、約3,000人が亡くなっています。
特に20〜40代の若い世代にも多いがんです。
2013年に定期接種化されましたが、副反応報道の影響で同年6月から積極的勧奨が差し控えられました。
その結果、接種率は約70%→1%未満へ急落
世界では接種が進む中、日本は大きく遅れる状況となりました。
その後、
により、安全性と有効性は科学的に確認されました。
2022年4月より積極的勧奨は再開されています。
HPVは女性だけの問題ではありません。
男性が感染すると、次のような病気の原因になります。
近年、日本でも中咽頭がんは増加傾向にあります。
これは「自分のため」だけでなく、大切な人を守るワクチンでもあります。
現在日本で主に使用されているのは
子宮頸がんの原因の約80〜90%を防ぐとされています。 男女ともに接種可能です。
標準的には中学1年生での接種が推奨されています。
HPVワクチンは「自分を守るワクチン」であり、「未来を守るワクチン」でもあります。
日本では一時的に接種が止まりましたが、科学的検証を経て安全性は確認されています。
不安や疑問があれば、丁寧にご説明いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。
インフルエンザは毎年冬に流行し、高熱や強い倦怠感を伴う感染症です。多くは数日で回復しますが、乳幼児では肺炎やインフルエンザ脳症などの重い合併症を起こすことがあります。
インフルエンザワクチンは、発症を完全に防ぐものではありませんが、重症化を防ぐ効果が期待できます。特に小さなお子さまには接種をおすすめしています。
生後6ヶ月以上のお子様が接種でき、12歳までは2回の接種が必要です。1回目から2〜4週間あけて2回目を接種します。
フルミストは鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチン(弱毒化生ワクチン)です。
針を使わないため、注射が苦手なお子さんでも接種が可能です。
接種対象は2歳〜18歳未満で1回のみの接種となります。
鼻の粘膜免疫を高める為、発症予防も期待できます。
2歳未満や喘息、免疫不全などの基礎疾患をお持ちの方は接種ができません。
ワクチンには、口から飲ませる経口接種と注射による皮下接種があり、種類によって接種の方法が決まっています。また、定期接種と任意接種があり、定期接種の費用は公費でまかなわれ(一部、自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。補助内容の詳細については、市区町村などにご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | ロタウイルス(生ワクチン) |
| スケジュール | 生後6週以上から開始します(遅くとも生後14週6日までに始めます)。 1価ワクチンと5価ワクチンがあります。 1価ワクチン:1回目の接種後、4週以上あけて2回目を接種します。生後24週までに接種を完了しましょう。 5価ワクチン:1回目の接種後、4週以上それぞれあけて合計3回接種します。生後32週までに全ての接種を完了しましょう。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 小児用肺炎球菌(不活化ワクチン) |
| スケジュール | 生後2か月以上から7か月未満で開始します。 3回の接種はそれぞれ27日以上あけて接種します。 3回接種後は、60日以上あけて(1歳以降)追加で4回目を接種し完了となります。 5歳未満に全ての接種を完了しましょう。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 五種混合(DPT-IPV-Hib)(不活化ワクチン) |
| スケジュール | 生後2か月から開始します。3~8週間隔で3回、3回目から6か月後以上の間隔をあけて4回目を接種します。 7歳6か月未満に全ての接種を完了しましょう。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | B型肝炎(不活化ワクチン) |
| スケジュール | 生後2か月以上から9か月未満で開始します。 1回目から27日以上あけて、2回目を接種します。 3回目は、1回目から139日(20週)以上あけて接種します。 1歳未満に全ての接種を完了しましょう。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | BCG(生ワクチン) |
| スケジュール | 生後5か月から開始します。 1歳未満までに1回接種します(標準的な接種期間は生後5か月から8か月未満です)。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 日本脳炎(不活化ワクチン) |
| スケジュール | 生後6か月から定期接種ができます。 1期と2期に分かれており、合計4回接種し完了となります。 1期の1回目は3歳から接種し、2回目は1回目から6〜28日あけて接種します。 1期追加(3回目)は、2回目(1期)からおおむね1年後に接種します。 2期は9歳頃に接種します。 1期と1期追加は、7歳6か月まで、2期は13歳までに接種を完了しましょう。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | MR(麻疹・風疹)(生ワクチン) |
| スケジュール | 1期:1歳になったらできるだけ早く接種します。 2期:小学校入学前の1年間(年長児)に接種します。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 水痘(みずぼうそう)(生ワクチン) |
| スケジュール | 1回目:1歳になったらできるだけ早く接種します。 2回目:1回目から3か月以上(標準的には6〜12か月後)あけて、接種する。 3歳未満に全ての接種を完了しましょう。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | おたふく風邪 |
| スケジュール | 1歳から開始します。 1歳と、小学校入学前の1年間での2回の接種が望ましいとされています。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 二種混合(ジフテリア、破傷風)(不活化ワクチン) |
| スケジュール | 11歳から開始(標準的には11歳以上、13歳未満)します。 接種は1回です。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 子宮頸がん(HPV)ワクチン |
| スケジュール |
①15歳未満で開始 |
| ワクチン名 | 料金(税込み) |
|---|---|
| ロタリックス | 14,000円 |
| ロタテック | 9,500円 |
| 肺炎球菌 | 11,000円 |
| おたふくかぜ | 6,000円 |
| 水痘(水ぼうそう) | 8,000円 |
| MR | 10,000円 |
| B型肝炎 | 5,000円 |
|
日本脳炎 |
7,000円 |
| 5種混合 | 20,000円 |
| 2種混合(DT) | 6,000円 |
|
3種混合(DPT) |
6,000円 |
| 不活化ポリオ | 10,000円 |
| BCG | 10,000円 |
|
シルガード |
30,000円 |
海外には日本とは異なる感染症の流行があり、事前にワクチン接種をすることでその感染を防ぐことができます。また、渡航先(国)、滞在期間、渡航目的(仕事、留学、観光など)によって接種が義務付けられているワクチンもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
当院では予防接種のほか海外赴任・留学のための健康診断や各種書類も作成いたします。
※原則として保険外診療となります。
